多文化共生センターひょうごについて

-ミッションステートメント-

vivre, pas survivre.

「生き残る」のでなく、「生きる」ことのできる社会を。

 

日本には今、270万人あまりの「外国につながる」人が暮らしています。

仕事を探してくる人、家族になるために来る人、学びに来る人…

最近では、旅行先として日本を選ぶ人も増え、いまや日々の生活の中で、
「外国人」を見ない日はないといえるでしょう。

そして、日本の経済活動のかなりの部分を支えているのもまた「外国人」なのです。

 

では、「外国人」から見た「日本」はどんな国でしょうか。

「外国人」というだけで、不当に差別されていないか。

知りたい情報を、ストレスなく知ることができるか。

災害や感染症などの社会的災厄から、十分守られるか。

 

1995年1月17日、兵庫県南部を震源とした「阪神淡路大震災」が発生しました。

そのときに、これらの問いは「否」であるという事実が突きつけられたのです。

さまざまな部分で不利な立場に置かれている外国人に対し、
住民として日本人と同じ権利が保障されることをめざして、
「多文化共生センター」は誕生しました。

 

その後いくつかの経緯を経て、2000年8月に、外国人が多く働き、暮らす
神戸市東灘区で「多文化共生センターひょうご」として事務所を開設しました。

以来「地域に暮らすすべての人がわかりあい、ささえあう」ことを多文化共生社会ととらえ、
活動を展開しています。

 

活動のあゆみ

2000年 神戸市東灘区で活動をスタート、多言語健康相談開始(~現在)

2002年 多文化保育園開設(~2006年)

     多言語電話通訳事業(サッカーワールドカップ期間)

2004年 深江多文化こどもまつり(~2012年)

2005年 北斗会さわ病院ロータスクラブ ワールドフェスティバル企画協力(~現在)

2006年 保健医療職のための多文化共生セミナー

2007年 多言語版救急時情報収集シート作成

2008年 日本語で暮らすための多言語日本語教材『暮らそう、話そう、神戸』作成

2009年 EPA看護師・介護士学習支援事業、多文化な子どもたちの体験学習

             多言語版旅のトラブル解決ガイド作成

2010年 多言語版鉄道安心利用ガイドブック作成

2012年 こうべ東灘・多文化共生シンポジウム開催(~2016年)

2013年 多文化フェスティバル深江 開催(深江多文化こどもまつりから改称)(~現在)

2014年 発達障害に関する多言語資料作成

2015年 外国ルーツの青少年育成支援事業(継続中)

2018年 中国人留学生の看護師国家試験対策支援事業

2019年 深江地区まちづくり協議会 未来創造部会に参加

2020年 たぶんかこどものけんこうえほん作成、

      新型コロナウイルス感染症に関する緊急アンケート実施

2021年 第11回地域再生大賞 優秀賞受賞